学生の過半数 学食は昼食で 学生生活 ランチ事情

 先月、東北大生を対象に昼食についてアンケートを行った結果、66%が「学食」、16%が「弁当を持参」と回答した。

本紙では先月、全ての東北大生を対象に、昼食の取り方についてアンケートを行った。


 調査では学部1年生69人、2年生13人の計88人から回答を得た。普段の昼食をどのように取っているかという質問に、全体の66%が「学食(学生食堂)」、16%が「弁当を持参」、14%が「東北大生協の購買」と回答した。


 「学食」と回答した理由には「温かい料理が食べられる」「食べる場所を確保できる」という意見があった。一方、「弁当を持参」の群からは「節約をしたい」「食堂や購買が混んでいる」という意見が目立った。「生協の購買」の群からは「食事の場所や時間を選ばない」という意見があった。

学食を楽しむ学生

 タイからの留学生Pさん(理・1)は、学食をよく利用するミール定期マネー(通称ミールカード)利用者だ。「学食は栄養が取れて健康に良い」と話す。ミール定期マネーとは、学食で1日に使える金額をあらかじめ設定しておき、その年間費用を年度の初めに支払っておく電子プリペイドカードである。Pさんは1日の上限が1600円の3食目安プランを利用しており、1食あたりのコストは500円から600円。ミールカードで足りない差分は現金や生協アプリで支払うことも可能だ。本学の川内北キャンパスでは、生協が運営する川内の杜ダイニング、キッチンテラスCouleur、bush clover café、Bee ARENA Caféの4店舗が利用可能だ。Pさんが好きだという「揚げ鶏(ねぎダレ)定食」は川内の杜ダイニングで提供されている。

揚げ鶏(ねぎダレ)定食


 毎日弁当を持参するという山本裕真さん(文・1)は「弁当持参は節約になる」と話す。弁当持参のきっかけは学食の価格だ。自炊の方が全体的にやや割安になる上、学食のメニュー選びによっても日ごとの合計価格の変動が大きいと感じたという。弁当1食にかかるコストは300円から400円。よく弁当に入れる料理は「ひき肉とカット野菜を炒めて、ケチャップやソース、塩こしょうで味付けしたもの」で、作り置きや前日の夕食の残りを入れることが多いという。


 大学生はおのおの自分のランチスタイルを確立させているようだ。