【学生寮】「ユニバーシティ・ハウス」入居者に聞く



 本学管轄の学生寮で、留学生との共同生活が魅力の一つである「ユニバーシティハウス(以下UH)」。実際に入居している学生に、住み心地や同居学生らとの交流などに関して聞いた。

 UH三条に住む留学生のSさん(工・1)は、国費留学生は原則UHに入居しなければならないためUHに住んでいるそうだ。本人以外の6人は全員日本人学生だが、「ルームメイトはみんな優しい、清掃スタッフが定期的に掃除してくれるためきれい」と語る。同居学生らとは一緒にゲームをしたり、花見へ行ったりしているという。

 同じくUH三条に住む日本人学生のWさん(理・1)は、大学のホームページをきっかけにUHの存在を知った。「同じユニットの人とアドバイスし合いながら生活できそう」と、高校3年の冬に入居を決めたという。留学生も住むため部屋の中も土足だと思っていたが、靴が脱げる環境で安心したそうだ。シャワー室もきれいで、夜でも話し相手がいるため住み心地がよいと語る。その一方で、大学管轄の寮のはずなのに学校から遠い、通学路に坂道が多いことが不便だという。

 同じくUH三条に住む日本人学生のHさん(工・1)は、電気代や水道代、ネット代など全て含めて月1回の支払いで済むためわかりやすいと語る。不便な点としては、共用の冷蔵庫の1人あたりのスペースが狭いこと、ハトがベランダに来るため洗濯物を外に干せないことなどを挙げた。

 AOⅢ期で本学入試に合格した日本人学生のFさん(文・1)は、「通学しやすそう」と考え2月末の合格発表後にUHⅢへの入居を決めた。普段はバスで通学しているが、川内キャンパス行きの路線の本数が少ないという。雨の日は特に利用者が多いため、乗りたい便に乗れないこともあるそうだ。日本人学生と留学生の割合が3:5と留学生の方が多いが、誕生日を祝い合ったり、ユニット内に出た虫を一緒に退治したりして交流していると語る。


 UH青葉山に住む日本人学生のKさん(工・2)は、入居前後でUHのイメージが悪い意味で変わったという。同居人とあまり交流できないことや、留学生の大半が10歳近く年上なことが理由だそうだ。炊飯器や冷蔵庫、キッチンのスペースなどを取り合うこともしばしばあるようだが、過去に同居人らとたこ焼きを一緒に作ったこともあるという。

UH三条・北棟外観