国際性、教育成果で高い評価 THE日本大学ランキング 4年連続1位

 本学はTHE日本大学ランキングにおいて2020年から4年連続で1位に選ばれている。このランキングは教育力に焦点を当てて作成されており、評価の指標は、教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性の4分野で、それらを構成する16項目からスコアが算出される。


 23年の総合順位10位までの大学で「教育リソース」分野の一部の項目を比べると、「学生一人あたりの資金」では、東京大、名古屋大に次いで本学が3位であり、「学生一人あたりの教員比率」は、本学が最も大きく次に東京大、名古屋大が続いた。


 本学総長・プロボスト室の担当者は、本学が国際性において高く評価されているのは、研究、授業、留学面における取り組みが評価されているからだという。例えば世界の有力大学をパートナーとして最先端の研究教育を行う国際共同大学院の整備や、留学生と共に学び合う国際共修授業を国立大学最大規模に発展させたこと、留学プログラムや国際交流をオンラインで可能にしたことが挙げられる。国際共同大学院は、本学が力を発揮し世界を先導できる分野、今後の発展が期待できる分野、人類が直面している課題、地球規模の問題に挑戦する分野などにおいて、6カ月の研究留学を必須として行われる共同教育である。また国際共修授業で扱う内容は幅広く、七夕飾りを制作する授業や、過去には吉本興業と連携し、漫才をテーマとして扱う授業もあった。


 「教育成果」の分野では、卒業生の活躍の成果がスコアに反映される。本学が今後取り組むべき挑戦をまとめた、東北大学ビジョン2030では、豊かな未来社会を構想し、その実現に向けて果敢に挑戦する、真に行動力のある人材の育成を理想としている。人材の基盤となる現代的リベラルアーツを修得する場を提供する。